久々の観劇。






今日はずーっと前から楽しみにしてた舞台を見に、くーちゃんと天王洲アイルへ。
あたしの好きな劇団『FICTION』の主宰、山下澄人さんが出る舞台。
倉本聰・脚本の『地球、光りなさい!』の東京公演。
仕事始まらなくてよかった…見に行けなかったらどうしようかと思った。


天王洲アイルは、昔FICTIONの公演がスフィアメックスであったから来たことあったけど。

今回はアートスフィア。もうすっかりクリスマスモードになってた。
めっさキレイでびっくりした。やっぱ都会は違うなぁ〜。


舞台の話に戻り、出演者はすべて、富良野塾にいる人や卒業生。
それにしてもパンフレット買って思ったけど、山下さん、2期生なんだ。


(↓↓↓以下、多少ネタバレあり)


……時はクリスマス。
人里離れた山の作業場に、6人の労働者と賄婦のレオ。
突然の雪崩で閉ざされてしまったその場所に、突如UFOが降り立つ。
宇宙人フィーとミューは、自分たちの星が環境破壊によって滅び、帰る星もなく宇宙をさ迷っていることを語る。
彼女たちはUFOの原動力であるきれいな水を求め、豊かに水のある地球に降り立った。
ところが現実に見た地球の水は……。
(パンフレットより)


という内容の話だけど、元はドイツの作家さんの話らしい。
『地球』『環境』『故郷』『愛』などが主なテーマになってた。
シンプルな舞台だったけど、きれいだったなー。
しかも、やっぱり役者さんたちの演技力がすごいから、迫力あった。
山下さんはいっつも笑える役とか芝居やってるから、今回はシリアスなんかなーと思った。
が。やっぱりあのキャラを生かしたおもしろい役で。ちょこちょこ笑いも挟みつつ。
しかもFICTIONでよく大山さんがやるような外国人の役の人も出てきて笑った。
主役の女のコがこれまたかわいくて、通る声と生き生きした表情に見入ってしまったし。
話自体もとってもキレイで、最後まで飽きることがなかった。いい舞台だった。
カーテンコールに鳴り止まない拍手。ちょっと涙出ちゃった。
横みたらくーちゃんも涙ぐんでたし。


もひとつ、最後にびっくりしたのが、舞台装置の『木』。
木が舞台に4本立ってて、それが舞台間やシーンが変わるときにくるくる回って移動してた。
舞台に移動するような線もないし(前から3列目で見てたから)、電気の線もない。
なのにどうやってあんななめらかに動いてたんだろーって感心してたら……。
なんと! 木の中に人が入ってた!! めっさアナログ!笑い
そりゃあんだけ木も自由にくるくる動くわなーと感心。よく間違えないなー動く場所。
陰の主役は、あの木の中に入って動かしてた人たちだと思う。ブラボー。


あと、個人的に好きだったのは、シーンが変わるときのスローモーションの演技。
舞台の前と後ろで、テレビの回想シーンみたくスローになる演技。素晴らしかった。
セリフもなく、BGMのみであそこまで伝わるのはスゴイ。
そして、クリスマスソングの合唱(笑)
ふりつけかわいかったし、ナニゲにみんな歌うまかった。


そんなこんなで、この舞台。今年いっぱい全国をまわるそうで。
山下さんが忙しいとなると、FICTIONの次回公演はまだまだ先になりそうだな……。
また春にでも、楽しい舞台が見れるのを楽しみに待っていよう。