セブ島報告vol.3。


さてさて。
今日は3日目と帰りのお話。


3日目は、あいにく朝からすごい雨。
明け方すごい風と雨の音で何回も目が覚めるくらい。
でも、朝食食べるくらいから降ったりやんだり、晴れたり曇ったりの繰り返し。
今日は昼過ぎから夜ごはんつきのショッピングに行く予定だったので、それまでホテルのプールで小雨なのに、しかもちょっと寒いのにがんばって遊んだりしてみちゃったりしちゃって。


で。

いざ買い物行くのに、うちらともうひと組女子二人組がいて。
みんなでバンに乗ってショッピングセンターにレッツゴー的な感じだった。
セブで有名な2大ショッピングセンターに行くってやつで。
ほんとだったら、バリ行ったときみたく街を歩いて自分で地元の店行って買い物したかったけど。
そこはセブ。そこはフィリピン。
好奇心と治安の不安比べたら、やっぱり買い物つれてってもらうしかなかった。残念。

というわけで、2大ショッピングセンター行くのに。
行くはずだったのに。

最初につれてかれたのは、プレハブのようなみやげもの屋。
ガイドいわく「ハイー、サイショノオカイモノハココデドゾー」みたいな。
乗ってた日本人4人、頭の上に?マークが浮かぶ。
え・・・これショッピングセンター??


だまされた。


そう思ったが、もうしょうがない。
あれよ、あれ。
温泉旅館とか、修学旅行とかで行って、はい、おみやげここで買ってね、と連れてかれるしなびたみやげもの屋、みたいな。
宿と結託して、なんとか客を絶対つれてくるあのシステムが、どうやらここにもあったようだ。

なんか、見ないのも悪いとかいうちょっとした偽善者っぷりを発揮してしまい、みんなそれぞれ見てまわって。
ひとりにひとり、現地のおばちゃんつき、みたいな。
きまづいったらありゃしない。
あたしらは仕方なく、かわいそうだし的な感じで、かわいくて安めだった雑貨をちょっとだけ買い。
が、もうひとくみの子らは、結局何も買ってなかった。
そらそーだ。
すげー微妙な感じだったもんな…。


早々に切り上げ、次につれてってもらえたのは、ようやくセブで一番でかい有名なショッピングセンター。
向こうじゃ、新年もまだクリスマスの飾りなんだよね、どこいっても。

そこではいろいろ見てまわれたけど、いかんせん、みやげもの屋的ではないため。
地元の人らが、いろいろ買いにくる、いわゆる日本のショッピングモールみたいな感じで。
おみやげ的なものより、携帯ショップやら電気屋やら、フードコートやブランドショップみたいなのばっか。
やっと地元的なお菓子売ってる店を発見し、ここでみやげを買いまくった。

そして、次にごはんを食べに行くんだと思ったら…。


もう1個、そばのでかいショッピングセンターにつれてかれた。
あれ? じゃあ、最初の店は? 二つまわるって言ってたのに、最初の店は?

やはり、最初に行った店は、地元人同士で結託して客を勝手につれてってるだけみたい。
それを確信したのは、その最初のみやげやで買った雑貨と同じ雑貨がショッピングセンター内の店にも売ってて、それがなんとうちらが勝った半額くらいの値段で売ってたからである。
ちっ。
やられたぜ。

というわけで、そこでもいろいろ見てまわったが、こちらもやっぱし普通のショッピングモールで。
民芸品みたいなもんは少なかったなー。
だけど、かわいいミニギター買ったり(セブは手作りギターで有名)、木でできた小物入れとか扇子買ったり、まぁまぁ楽しめた。


そして最後は、お待ちかねのごはん。


が。


「ジカンナイカラハヤクタベテネー。ノミモノダイはベツヨー」


っておい!!! 時間ないって、お前らが勝手に余計なとこ連れてったんだろうが。
しかもノミモノダイ別ってどういうことやねん。まったく。
もう今更何言っても無駄なので、4人で盛り上がりながらごはんを食べ。
それがね、シーフード食べさせてくれる店だったんだけど。
客の90%くらいが日本人、という結構栄えてる店だったんだけど。
量が多い上に、あんまおいしくない…(笑)
おいしいやつはおいしかったけど、ハズレのもんも結構あって。
量が多すぎるしみんなノルマみたいになってきて、おいしいもの探すのに必死(笑)

しかも後半はうちらの席の後ろのほうでガイドが
「ジカンナイカラモウカエルヨー」
とせかす始末。
量が多すぎてすげー残してたら、ガイドが何やらいくつか料理を手に持ってて。
「食べるの?」と聞いたら、「ウンテンシュニアゲルネー」
っておい!!! 人の食いもんかっぱらうな!!


そして帰り道。

とにかく、フィリピンの交通事情はすごい。
信号あっても、あんま関係ない。
車線があっても、あんま関係ない。
突っ込んだもん勝ち、みたいな。
ラクションが鳴ってない車が、ない。

昨日ホテルタクシーに乗ったときの運ちゃんは、すごい優しくてそんなに怖くなかったんだけど。
今日の運転手は、マジで危なかった。
行きもみんなでこわいねーこわいねーすごい強引だねーって言ってたんだけど。
帰り道は特に急いでいたらしく、軽くカーレースばりの運転に。
左抜くは右抜くわ、交差点突っ切るわ。
ちょっとでも隙間があろうもんならクラクション鳴らしながら追い抜き。
あと5cmでぶつかる!!的なことを常にやらかすもんだから、乗ってた日本人はみんな
「ひぇー」「うぉー」と歓声とも悲鳴ともとれる声を発しながら、みんなドキドキ。
するとガイドが
「ハハハ、コレウチデイチバンノドライバー!! サイコー!!」
とな。
アホか。殺す気か。


と思いながら、時間どおりホテル到着。

よかったね、時間どおり帰ってこれて…。
すべて、相手都合で動いてた最終日でした。




さて。そんなこんなで早いもんで帰る日。

なんと、8時すぎの飛行機で帰るのです。

ということはですよ?

さー何時にホテルを出るのでしょーか?
答えは、5時。

さーでは何時に起きるのでしょーか?
答えは、3時半。

ふふふふふ。ふぅ…。


というわけで、昨日は帰ってきたのが9時で、そっから片付けとかして11時前には寝たよね(笑)
でもそのおかげで、起きてレストランでちゃんと朝ご飯も食べれたし、無事乗り遅れることもなく。
(ここの飛行機はこの時間帯で帰る人がほとんどなので、レストランも朝4時からやってる)

そのまま飛行機に乗ってかえってまいりましたとさ。

その帰りがね、日本上空あたりになったら、すげー晴れてて、びっくり。

では、みなさま、素晴らしい空の旅をしばし御体験ください。



しかも、富士山、見えちゃった。
富士山の上から見る富士山。
雲の上にてっぺんだけ見える富士山。
わかるかなー?

うーん。素敵。空っていいね。すごいね。

というわけで、無事成田についたのは昼過ぎ。


そんなこんなで、久し振り、人生2回目の海外逃亡は無事終了。
ぼったくられたり死にかけたり、それはそれはもー楽しい旅でございました。

また、パスポート切れる前にもう一回くらいどっか行けるように、がんばってお金ためようっと!!