25歳女子、警察の世話になる。

今日午後7時頃、神奈川県在住のなっぱさん(仮名・25歳・会社員)が、営業の外出中に不幸な出来事に見舞われた。


昼過ぎに蒲田に出かけ、そののち、JRで吉祥寺に向かった。
そして、商談が終わり、立川に向かおうとした改札で、その緊急事態に気がついたという。


なんと、財布がなかったのである。


どうやら会社に置きっぱなしにしたまま、外出してしまった模様。
彼女の供述によると『今までスイカで移動していたので、全くそのときまで気づかなかった』とのこと。
どうやら、スイカのチャージ分がなくなったことにより気づいたようである。
お金を下ろそうにもカード類もすべて財布の中、定期も路線が違ったため使えなかったという。


困り果てた彼女は、ついに恥じをしのんで交番へお金を借りにいったのである。


説明するが、警官には不信な顔をされたという。
無理もない。
営業用の大荷物をガラガラにくくりつけ引いている様は、さながら家出人のようにも見える。
しかし、その警官がとてもいい人だったため、最後には爆笑されたのち、なんとか電車賃を借りることができたということだ。


その後彼女は『完全に自分のミス。多大なご迷惑をおかけして申し訳ない』と反省しており、『二度とこのようなことがないように』と深い自責の念にとらわれている模様。
また、『もう恥かしくてお嫁にいけない』と呟いていたとの証言もあるようだ。


お金がないと移動すらできないということを目の当たりにし、どうすることもできないということを痛感させる出来事。


近年の便利なアイテムを過信することによって起きた、実に悲惨な事件だった。


【記事:頑反恥過災】