東野第3弾。

犯人のいない殺人の夜 (光文社文庫)

犯人のいない殺人の夜 (光文社文庫)

タイトルの『犯人のいない殺人の夜』を含む、全7話の短編オムニバス。
なんかこれも新鮮っつーか、おもしろかったなー。
どの話も、殺人の起き方が故意でなく、事故に近い感じが。
殺すつもりはなかったのに、偶然に偶然が重なり死んでしまった。
殺すつもりはなかったのに、ちょっとの確立で死んでしまった。
殺すつもりはなかったし、相手が自分のせいで死んでしまったことに気がつかなかった。
などなど、必然ではなく偶然に近く、故意ではなく事故に近い。
そんな原因で起きてしまった殺人事件のお話。
いろんな場面や話、状況がキレイにまとまって、思わず『はぁ』とため息が出るくらい。
なんかすっきりするというか、うまくできてんなーと思うような感じ。
まぁ殺人事件の話読んですっきりっつーのもいかがなもんかと思いますが。


さて。また新たに東野作品を2冊買ったぞ。続投、続投。